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向かいの山

アトリエの向かいの山が最近崩れて不安な様子

たまに落石してきて池にピチョンと岩が落ちる

木が蔓にまかれて根を張らず倒れていく

ここに引っ越してきて一年、
このアトリエの立地というのはなかなか厳しい環境だと思う。

草木は陽があたらず常に水っぽい土
金魚の池は氷ついて極寒の水質
山はせめぎ合い木も倒れる

ここでの生活の一年は環境との我慢比べでもあったし、
一年というサイクルをクリアできたことにはすごく喜びがある。

実際この地で挑戦して力及ばず去る人間もいる。
でもどんな状況でも自分と向き合って人のせいにせず、
耐え忍んで努力してる人は生き残っている。

『この地で住む』というのはその地にある本質的なところどう感じるのか。
目を背けた人間はその地に受け入れてもらえず北に進む。

ahr_mori